スクランブラーバイクが近年日本でも人気になりつつあります。
おしゃれで街乗りに似合い、乗りやすく手軽、本格派はキャンプなどで悪路走行にも使える
アウトドア風の雰囲気あるバイク、それがスクランブラーバイクです。
私も実はどこかレトロでおしゃれなドカティスクランブラーアイコンを愛車に持つバイク好きです。
今人気のスクランブラーバイクの紹介とおしゃれなスクランブラーバイクのファッションについての情報をお伝えします。
読んでみてください。
スクランブラーバイクはどんなバイク

スクランブラーバイクとは、モトクロスバイクの無かった時代にネイキッドバイクを改良したカスタムバイクが発祥のバイク
スクランブラーとは一斉にスタートするオフロードのスタートシーンがグチャグチャという意味でスクランブラーと名付けられたとか、あるいは緊急発進するスクランブラーが可能な乗り出しやすいバイクからそう呼ばれたとも言われています。
どんなカスタムバイクなのかというと、悪路でも安定する幅広のハンドルで、地上高を高くするためにマフラーをアップマフラーにしたり、悪路を走りやすくするためにサスペンションを柔らかくしてストロークを長くして、ブロックタイヤを装着したカスタムです。
結果的に街中での乗りやすく軽快に走行できる点で不良バイク乗りにアメリカで流行したのが1960年代のアメリカです。
イギリスで不良が乗ったカスタムバイクであったカフェレーサーとは違う開放的で自由なアメリカ的なコンセプトがスクランブラーバイクというわけです。
現在では欧州メーカーに”スクランブラー”と名付けた大型バイクが存在し、ワイルドなブッシュクラフターのバイク乗り向けやクラシックバイク好き用にラインアップされています。
日本ではスクランブラーバイクはこれから流行る

日本では、モダンでレーシーなバイクの流行が終わって、おしゃれなイメージのあるレトロでノスタルジックなバイクが人気となっています。
しかし、最近までハンドル幅を広く取ったアップライトポジションのスクランブラータイプは存在しませんでした。
カスタム好きなバイク乗りが、SRをカスタムしたり、TW200をスクランブラー風にカスタムした時代もありましたが日本のバイクメーカーにはスクランブラースタイルのバイクはほとんどありませんでした。
しかし、オフロードも走れるふれ込みのHONDAのハンターカブがキャンプ好きに人気となるとHONDAは人気のレブルと同じエンジンのCL250と500をスクタンブラー仕様にして発売
予想通り一気に人気となっています。
ハンターカブ一色だったスクランブラー系の原付2種にもYAMAHAのXSR125が
発売され人気です。
日本でのスクランブラーバイクに人気は間違いなく上がっています。
今後も他メーカーの新型スクランブラーもありうるかもしれません。
街乗りでもキャンプでも使えるスクランブラーバイクがおしゃれ


なぜスクランブラーバイクが人気なのかというと、ノスタルジックなレトロデザインがおしゃれであること
ある意味、単なるネイキッドバイクではないこだわり感があるのだと思います。
特に海外メーカーにあるスクランブラー大型車は日本メーカーには無かったのですから
本物のノスタルジックなおしゃれ感をスクランブラースタイルに感じるのかもしれませんね。
というわけ筆者も愛車はスクランブラーバイクなのです。
悪路もこなす 本格スクランブラーが欲しいなら

本格的なスクランブラーバイクを海外メーカーを中心に紹介していきます。
大型バイクは街乗り用のおしゃれバイクというよりもツーリング向けのこだわりバイクです。
ワイルドなスタイルで、も舗装路も含めたツーリングをしたい強者向けバイクです。
BMW RnineTスクランブラー

BMWは元々バイク部門ではパリ・ダカールラリーなどのオフロード部門の本格バイクが有名です。
アドベンチャーバイクであるGSシリーズなどがありますが、それとは全く関係はなく共通なのは
水平対向のエンジン
ヘリテイジシリーズという名称でクラシックスタイルのシリーズの一つで存在します。
水平対向エンジンはノスタルジックなイメージがあり、伝統的フォルムをBMWに求めるバイク乗りが多いのです。
BMWスクランブラーはこだわりのノスタルジックバイクです。
要はかっこいいのでが、軽快な乗りやすい手軽なスクランブラーではなくワイルドなこだわり派用
誰でもオフロード走行ができるバイクではありません。
エンジン型式 | 空油冷水平対向2気筒 |
排気量 | 1,170cc |
最大馬力 | 109ps |
シート高 | 790〜820mm |
車体重量 | 224kg |
詳細情報 | BMW MOTORRAD |
トライアンフ スクランブラー900

トライアンフのスクランブラーもスクランブラーの王道的なノスタルジックデザインです。
これもBMWと同様に決して軽快で乗りやすいバイクではなく、重い大型バイクです。
こだわりのノスタルジックバイク派向けバイクです。
2本出しマフラー、これ以上ないかっこよさなんです。
しかし、初心者がオフロードの走破性を期待するバイクではありません。
エンジン型式 | 水冷SOHC並列2気筒 |
排気量 | 900cc |
最大馬力 | 65ps |
シート高 | 790mm |
車体重量 | 224kg |
詳細情報 | トライアンフジャパン |
ドカティ スクランブラー アイコン

ドカティのスクランブラーの起源は1960年代のアメリカです。
当時のスクランブラーブームの時のアメリカでヒットした単気筒バイクがモチーフのノスタルジックデザインです。
今はドカティ伝統の空冷Lツインの2気筒エンジンで、大型バイクとしては400cc並みの軽量な車体
クラシックなデザインの中にどこか新しい感覚を導入したドカティの思惑があり、
カスタム向けの普段着でも乗れるバイクというイメージです。
だたし、街乗りに手軽に乗るバイクではないパワフルで過激なバイクであることは間違いありません。
モダンなスクランブラーが欲しければドカティです。
800ccのアイコンはベーシックタイプ 1100ccもラインアップあり
エンジン型式 | 空冷L型DESMO2気筒 |
排気量 | 803cc |
最大馬力 | 73ps |
シート高 | 795mm |
車体重量 | 186kg |
詳細情報 | ドカティジャパン |
ファンティック キャバレロ スクランブラー500DELUXE

イタリアのファンティックのキャバレロはクラシックデザインの本格オフロードバイクといえるスクランブラーです。
最もモトクロスバイクに近いスクランブラー。
オフロードの走破性を優先して考えるならこのキャバレロが最適
エンジン型式 | 水冷DOHC2気筒 |
排気量 | 449cc |
最大馬力 | 40ps |
シート高 | 820mm |
車体重量 | 150g |
詳細情報 | FANTIC |
HONDA CL500

HONDAが久々にリリースした500ccのスクランブラー
オフロード走行を意識したら500ccくらいのエンジンが軽量でちょうど良いのですが、
さほど車体重量は軽量ではありません。
しかし、気楽に乗れる大型バイクであることは間違いありません。
エンジン型式 | 水冷DOHC直列2気筒 |
排気量 | 471cc |
最大馬力 | 46ps |
シート高 | 790mm |
車体重量 | 192kg |
詳細情報 | HONDA |
気楽に街乗りも可能 おしゃれなファッション感覚のスクランブラー

乗りやすさをさらに意識した小排気量のスクランブラーを紹介します。
街乗りなどにおしゃれで最適ですが、ツーリングも可能 どうせバイクに乗るならが自分好みの
おしゃれなバイクという方にピッタリなはず
トライアンフ スクランブラー400X

トライアンフには以前からワイルドな2本出しマフラーの大型スクランブラーバイクがあるのですが、
スクランブラーの敷居を下げた気楽に乗れる400ccとして日本市場に投入されてスクランブラーです。
見た目のイメージは実にかっこいいおしゃれな英国車
乗りやすい400ccなので、スクランブラーで比較的パワーが欲しいなら選ぶべき一台です。
シート高が高いので175cm以下の方は要注意
エンジン型式 | 水冷DOHC単気筒 |
排気量 | 398cc |
最大馬力 | 40ps |
シート高 | 835mm |
車体重量 | 179kg |
詳細情報 | トライアンフジャパン |
ロイヤルエンフィールド HUNTER350

インド製で近年人気急上昇中のクラシックテイストのロイヤルエンフィールドはクラシックネイキッドバイク
から派生したスクランブラーバイクがいくつかあります。未舗装路や悪路でも走りやすいクラシカルなネイキッドバイク派スクランブラーバイクというわけです。
ロイヤルエンフィールドは最新の電子機器などをで制御されたバイクではなく、古典的なアナログ的なバイクで
メンテナンス代や部品代は廉価な日本製バイクと変わらないというメリットがあります。
つまり外車としてのはハードルは低いバイクなので初めての外車としておすすめはできます。
決してパワーを求めるのでななく、雰囲気を楽しむバイクで、のんびり派には最適バイクです。
エンジン型式 | 空冷SOHC単気筒 |
排気量 | 349cc |
最大馬力 | 20ps |
シート高 | 790mm |
車体重量 | 181kg |
詳細情報 | ロイヤルエンフィールドジャパン |
HONDA CL250

ホンダにはスクランブラーバイクといえたCL500というアップマフラーのバイクがありました。
デザインは全く違いますが、アップマフラーの250ccの唯一のスクランブラーバイクとして人気No. 1
になっているバイクです。
パワーは標準的、バイク初心者が乗っても安心です。
しかし、悪路が得意とは思わない方が無難、 街乗りやツーリング向けのおしゃれバイクです。
エンジン型式 | 水冷DOHC単気筒 |
排気量 | 249cc |
最大馬力 | 24ps |
シート高 | 790mm |
車体重量 | 172kg |
詳細情報 | HONDA |
YAMAHA XSR125

YAMAHAのXSRシリーズは歴史は浅いのですが、レトロデザインのバイクとして人気のあるシリーズです。
125ccはその手軽さとスクランブラーバイクとしてのルックスもあり圧倒的に人気の車種になりました。
特に車格が大きく125ccの不安定感がなく、乗りやすくマイルドなエンジンパワーで
誰でも安心して乗れ、しかも中型バイクのように堂々としたフォルムで人気です。
注意点はシート高が意外と高いこと、身長170cm程度では少し不安な点です。
エンジン型式 | 水冷SOHC単気筒 |
排気量 | 124cc |
最大馬力 | 15ps |
シート高 | 810mm |
車体重量 | 137kg |
詳細情報 | YAMAHA |
MUTT MOTORCYCLES MUSHMAN 250

マットモーターサイクルズは日本車のエンジンをベースに作られたイギリス製のカスタムバイク
カスタムバイクとしては価格手頃で一般的な海外製オートバイと比較すれば価格は安いのです。
125ccと250ccに2タイプがあり各8車種ほど豊富にラインアップされています。
カスタムしたパーツのデザインは細部にまでのこだわりがあり
なかなかおしゃれでしかも軽量です。
あくまでも250ccクラスでも街乗り用のおしゃれバイクというイメージで
ツーリングでの快適性を求めるバイクでは無い気がしますが。
唯一、水冷単気筒250ccもありパワー面でツーリングでも快適でしょう。
●MUSHMAN 250
エンジン型式 | 空冷SOHC単気筒 |
排気量 | 249cc |
最大馬力 | 17,2ps |
シート高 | 810mm |
車体重量 | 130kg |
詳細情報 | MUTT MOTORCYCLES |
●DRK-01
エンジン型式 | 空冷DOHC単気筒 |
排気量 | 249cc |
最大馬力 | 26ps |
シート高 | 795mm |
車体重量 | 166kg |
詳細情報 | MUTT MOTORCYCLES |
HONDA CT125 ハンターカブ

元々は郵便配達用の特別仕様のHONDAのスーパーカブがハンターカブなのですが、
排気量を125ccにすることによって非力さが薄れ、万能バイクになっています。
デザイン上のアップマフラーも人気で
積載性が高いことと、悪路も走りやすいということでスクランブラーバイクと共通の乗りやすさと
おしゃれさを備えた原付2種として圧倒的に人気があります。
軽量なので悪路を走っても不安はないはずです。
エンジン型式 | 空冷SOHC単気筒 |
排気量 | 123cc |
最大馬力 | 9,1ps |
シート高 | 800mm |
車体重量 | 118kg |
詳細情報 | HONDA |
スクランブラーバイクはおしゃれバイク ファッションもキメるべき


本場ヨーロッパメーカーのスクランブラーのページを見ているとノスタルジックでおしゃれなファッション
でスクランブラーバイクの乗っている独特のスタイルを見ることが多いのです。
オールドオフロードスタイルのビンテージ風のオフロードシャツやアウトドア風のジャケットです。
独特のスタイルのスクランブラーバイクの服装はファッションともいえるかもしれません。
当サイトでもスクランンブラーバイク向けの服装やヘルメットのついての紹介記事があります。
読んでみてください。おしゃれライダーになれるはずです。
【参考記事】スクランブラーバイクの服装 洗練された気楽なバイカーファッションおすすめ40選

【参考記事】スクランブラーバイクに似合うおすすめヘルメット20選 シールド・ゴーグルもチェック

街乗りにキャンプにかっこいいスクランブラーバイクはどれがおすすめ? まとめ

スクランブラーバイクのおすすめ 街乗りにキャンプにかっこいいスクランブラーバイクをおしゃれに乗ろう
●スクランブラーバイクはどんなバイク
●日本ではスクランブラーバイクはこれから流行る
●街乗りでもキャンプでも使えるスクランブラーバイクがおしゃれ
●悪路もこなす 本格スクランブラーが欲しいなら
●気楽に街乗りも可能 おしゃれなファッション感覚のスクランブラー
●スクランブラーバイクはおしゃれバイク ファッションもキメるべき
●まとめ
以上の内容でした。